ホストクラブによる社会問題

看板にまつわる問題

2004年はじめ、新宿駅東口前(新宿大ガードからの線路際部分塀)に置かれたホストクラブの看板が問題となった。
男性ホストの写真を大写しにした巨大看板がいくつも並べられ、風紀を乱すとの苦情が寄せられたため、撤去された。
また、繁華街で強引な客引きを行うことも有名であり、言葉巧みにホストクラブに連れ込まれる女性もいる。


色恋営業にまつわる問題

若い女性がホストクラブ通いを続ける理由として、ホストが女性客との間で「色恋」と呼ばれる擬似恋愛を行い交際しているかの ようにふるまう事があげられる。
このような営業方法を『色恋営業』と呼ぶ。
若い女性がこの営業方法に嵌って膨大な借金を背負わされた末に、風俗嬢やキャバクラ嬢の仕事を強要されることがあり、女子高生 が被害者になる事件が起こったり、最悪のケースとしては人身売買、殺人未遂に至ったケースも報告され問題になっている。
また、未成年者が年齢を偽ってホストクラブで勤務するなどと言った問題もある。
こういったホストクラブは暴力団と繋がっているとの指摘もある。また、男性社会とのことから稼ぎの少ないホストを暴行し逮捕さ れる事件なども発生している


韓国人ホスト問題

韓国人がホストクラブで勤務することを目的に来日するケースが増えており、日本では毎月100人〜200人はホストでの就労目的で 来日する韓国人がおり、3,000人〜4,000人もの韓国人ホストがいるとされている。
こういった韓国人ホスト同士のいざこざなど もあり、殺人事件に発展したケースもある


強引な客引き問題

未だに強引な客寄せなども行われており風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に違反する行為(人の前に立ちふさが る、つきまとうなどの行為)を平然と行ったり、未成年者をホストクラブに連れ込むホストがいるのも現状として問題にあり、警察 がこういったホスト並びにホストクラブを摘発・逮捕を行っている。





変化していくホスト業界

1990年代前半までは、「中年女性向けのいかがわしい店」という印象が強かったがホストクラブ出身のタレントやホストクラブを 題材とした漫画やメディアの普及に伴い、若い女性も楽しめる店という印象が強くなった。

テレビや雑誌に接客のプロフェッションとして紹介され、以前より明るいイメージの業界に変わりつつある。ファッション雑誌 『MEN'S KNUCKLE』、『men's Digger』、『Men's SPIDER』では新しい試みとしてホスト達をファッションモデルとして起用している 。

ネット社会を迎え、自店舗のホームページを開設する店は多い。また、客同士の情報交換を盛んに行っているインターネットの掲示 板も存在する。